ノートルダム大聖堂の火災

朝からのニュースでびっくりしました。

日本でも金閣寺の焼失なんかが似ていますかね…火災の原因なども含めて。
石造りのヨーロッパの建物でもあんなに大火事になるものなんですね、外壁材が燃えたロンドンの高層ビルとかの火災はあったけど、今回のあの炎にはびっくりしました。
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金閣寺大坂城も今でもたくさんの観光客が訪れ、観光資源としてはノートルダム大聖堂も復活するとは思うし、キリスト教会としても元のように使うことはできるのだろうとは思います。
が、フランス人の心にはどこか穴が空いたような感じになるのでしょうかねえ…金閣寺が燃えたのは私が生まれる前ですが、もし足利義満の時代から金閣寺が残っていて今日焼けてしまったとしたら、残念無念な気持ちはすごく想像できます。
もっとも、私はクリスチャンでも仏教徒でも神道の熱心な信徒と言うわけでもないので、ノートルダム大聖堂の火災で敬虔なクリスチャンが受けてるショックは私の想像を超えているのかもしれませんが。
(昭和に燃えてしまったので金閣寺を引き合いに話していますが、金閣寺より清水寺の方が近いですかね)

私は子どもの頃に佐倉の歴博縄文土器を見て、目の前の土器が何千年前の人が作って使っていたんだなあと思い、古代に思いを馳せたりするうちに歴史や考古学が大好きになりまさはた。
松本城などに登って往時を想像したりするのも大好きです。
フランスには行ったことないけど、ヨーロッパの旧市街とかも何百年前の人の営みを想像したりできます。暗黒の時代といわれた中世でも今と違う景色の中に人々の普通の日常があり、それを含めて思いを馳せるのが好きです。今ではむしろ不可能な贅を尽くした宮殿なんかもあったりしますね。
なので、今回の火災は第三者ではあるけどとても残念です。

少しでも多くの部分が残りますように。

そう考えると、飛鳥時代のお寺や仏像が残ってるってすごいですよね。