母のこと

遠方に後期高齢者の母がひとりで住んでいます。先日、夜に病院から電話がありました。

らーくさんですか?
らーく母さんが腰痛がひどくて入院しました。とのこと。

連絡をくれた看護師さんに聞いてみる。
「退院予定はまだわかりませんか?」
→まだ検査もしていないし、分からないとのこと。検査結果が分かったら連絡をくれるそうです。

実はGWには子ども(母からみたら孫)を連れて帰省しようとしていたのですが、さあ困った。
飛行機も予約したけど、こんなことなら土曜日から帰ることにすればよかったなあと。

看護師さんには検査結果が分かったら連絡をくださいと伝えました。


私の両親は、私が20代前半の頃に就職して一人暮らしをするようになってからずっと2人で住んでいました。
母の7つ上の父が4年前に亡くなり、母はその1年後に脳梗塞で入院してから、要介護度がつき、ケアマネージャーがつくようになりました。脳梗塞で入院中に介護認定を受けたので要介護度が高めに判定されたこともあり、しばらくは気ままにサービス受けながら楽しく過ごしていたのですが、脳梗塞の再発などもあり(たまたま帰省中だったので違和感を感じて救急外来へ連れてきました。思った以上に待たされて、一刻を争う病気なので救急車を使えばよかったなと思いました…)、最近はヘルパーさんや友人に助けられながら暮らしています。

週内に退院するなら手伝いに行かなくていいのか、仕事は休めるのか、休めはするだろうけど後に自分が倒れたりしないだろうかと(苦笑)



翌日仕事中に病棟の看護師さんから電話がありました。
意外に、昨晩の人とはなにも連携していなかったようで、母から遠方に私が住んでる旨を聞いて、掛けてきたようです。
私が帰省することも聞いていて、それならそれ以降に説明をしたい云々と。

え?
説明?

遠方に子どもが住んでいたら1週間待たされて、天涯孤独の人ならすぐに処置してもらえるの?


そもそも、検査を今日するはずだったのに、朝に電話掛けてきて、説明って?

日本の世の中は、病院に限らずクレームになることをとにかく忌避しようとする。
このケースで言えば、私が同意すれば少なくとも説明がないことを理由に責めないと誓約したら柔軟な取り扱いをしてくれたらいいのに、と感じました。
看護師さんも本心ではなく、上司なり医師なりの指示だったのかも知れませんが、ここで少し頭のなかにクエスチョンマークが浮かび、昨日の電話のことを話してみました。(続く)

遠距離介護って、個人的な経験からは遠距離恋愛よりシンドイですね。